闘え、守れ。命の限り。-劇場版仮面ライダー1号見ました
公開して間もないですが、仮面ライダー1号見に行きました。
簡単に言うと、タイトルにもある「闘え、守れ。命の限り」。
劇中ではやたら「生きるとは何か」「命は大事なものである」というような表現が結構多い。
企画したのが藤岡弘、なのがすごい驚いたけどね。脚本が井上敏樹なのには全く驚かなかった。先に知っていたし、食事シーンがそこそこ挟まれていたので、ああなんだろうなあ、と思っていたので。
(こっから先はネタバレも含みます。嫌な方はここで見るのをやめるのを勧めます)
藤岡弘、が変身するシーンは特にかっこいい。全編にわたって。
クライマックスで、地獄大使に連れさらわれた立花のおやっさんの孫、麻由を救って、限界に達していた本郷猛が死亡。
本郷猛の願いによって、火葬されることになったが、麻由の叫びで復活。
(仮面ライダーだから「その時、不思議な事が起きた」的な展開があるだろうな、とは思っていた。実際に口走ってしまった…)
その復活のシーンがなんとも痺れた。
ベルトが展開され、竜巻が起こり、その竜巻が炎を伴って空高く巻き上がる。
巻き上がった炎がショッカーの鷲のような鳥を形取り……。
その炎の中から仮面ライダー1号が立ち上がる! 変身解除され、本郷猛が現れる!
その後、完全復活した本郷猛がネオサイクロン号と共に現れてのライダー変身が一番かっこいい!!
アレキサンダーの眼魂を取り込んで暴走するウルガにボコボコにされるゴースト、スペクター、地獄大使の前に颯爽と現れたのがまたかっこいい。
変身する前のセリフが「ちょっと古くさい」と、タケルに突っ込まれたが…w
暴走したウルガを葬り去った後、地獄大使がアレキサンダーの眼魂を掴んで、自我喪失してまで力はいらん、的なセリフを言いながら握りつぶすが、激戦のダメージが大きく、そこでぶっ倒れる。
俺と戦え、という地獄大使に、身体を労れよと言って、そのまま去っていくっていうのは、よかったのか悪かったのか…w ちなみに、地獄大使はそのままくたばった演出。
本郷猛はタケルだけではなく、皆の永遠の英雄なんだよ、とタケルのセリフにツッコミを入れたくなったのはここだけの話だ。
全般的には最高なんだけど、いくつか不満点があるんだ…。
・ショッカーとノバショッカーの戦闘員の小競り合いのシーン。
・イーグラに怪人態がなかったことと、散り際があっけなかったこと。
小競り合いのシーンは、芸人が演じてたらしいけど、いるのかあれ?
また、イーグラを演じていたのが、長澤奈央さんということで
「あっ、あーっ!?」となったのは
この映画の企画が藤岡弘、だということとほぼ同列に並べられるぐらい驚き。
さっきも言ったけど、劇中ではやたら「生きるとは何か」「命は大事なものである」というような表現が結構多い。
ということもあり、説教臭く取られかねないが、僕としては生きづらい昨今では大事なことだと思う。氏も、もしかすると、その辺を思っていたのかもしれない。(また、氏の年齢が年齢なだけに、最後に伝えたい事を伝えたかっただけかもしれないが)
最後に映し出されたライダー1号がネオサイクロン号に乗っている画像を背景に、藤岡弘、の声で伝えられた三行の言葉には心にかなり響いて、泣きそうになったのはホントの話。
「生きて、生きて、生き抜く」
「ライダーはいつも君のそばにいる」
最初のセリフは忘れてしまったが、こんなことを言っていた。
単純だからこそ、僕にはかなり伝わったのかもしれない。
余談。やはり、今年の夏もジュウオウジャーとゴーストのコラボ映画やります。